鍵屋さんを呼ぶ前に


カギのトラブル発生!すぐに鍵屋さんを呼ばなければ!と思う前に今一度ご自身で行ってほしいことがあります。案外、鍵さんを呼ぶ前に解決することも、実はあるんです。無駄な出費を抑えるためにも落ち着いて、 もう一度ご自身でできることを考えてみませんか?
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車をインロックしてしまった!

慌てていて鍵を使わずにロックすると車のキーを車内に閉じ込めてしまうことがありますね。あっ!と思った瞬間にドアから手を放し半ドア状態でロックがかかってしまった時は、慌てずにドアをゆっくりと閉める方向に押してください。そうすればロックは解除できるんです。緊急呼び出しで現場に着いて車両を確認したときによく半ドア状態でインロックされたケースによく出会います。ドアを押して”はい、開きました!”で作業完了、お客様に次回は気を付けてくださいね、と上記の方法を伝えることにしています。

車を半ドアロックした時は体全体をドアに密着するように押してください 滋賀県近江八幡市の鍵屋、キー・ロック・サービス湖東・湖北エリア出張所

体全体をドアに密着するように押してください


扉の鍵が開けにくい、閉めにくい!(ドアの場合)

玄関や勝手口の鍵が回りにくくなりカギでも室内側のサムターン(つまみ)でも開け閉めしにくくなった場合、ドアと柱との位置関係がズレてしまっている可能性が考えられます。ドア側のデッドボルト(鍵を開け閉めすると出たり入ったりする金具)と柱側のストライク(受け座)とが互いに干渉しあっていることが考えられます。そこで、ストライク側の位置調整をしてみましょう。ストライクを固定しているネジを軽く緩め(完全に取り外すと取付ねじのステーが柱の内部に落下してしまいます)上下左右に動かしてみてください。何度かトライされているうちに抵抗なく開け閉めできる位置が出てきます。その位置で緩めたネジを締め付けてください。これで案外直る場合が多いです。

ネジを軽く緩めましょう。完全に取り外さないようご注意を!滋賀県近江八幡市の鍵屋、キー・ロック・サービス湖東・湖北エリア出張所 滋賀の鍵業者。

ネジを軽く緩めましょう。完全に取り外さないようご注意を!


引き違い戸の鍵が開けにくい、閉めにくい!

引き違い戸用の室内側のスライドが固くなったり、鍵での施解錠がしにくくなった場合。2枚戸の位置関係がずれてしまうために起こるトラブルです。一般的にドアタイプの玄関よりも引き戸タイプの玄関口の間口が広いため、家屋のわずかな歪みの影響を受けやすくなります。目には見えないレベルですが、ドアの枠が歪んでくるんですね。そうなると2枚戸の内側、外側の相対的な位置関係のバランスが崩れてしまいます。ほとんどの場合はこれが原因です。
対処法としては2枚の戸をしっかりと閉め、室内側のネジを緩め、スライドを上下させ正常な硬さの位置でネジを締め付けてください。それでも改善できない場合は戸のレールの高さを調整する方法もあります。長めのプラスドライバーで各戸のサッシの左右下側のサイドにある小さな穴にドライバーを入れ左右に回すと高さが調整できます。
このほか、レール部分にゴミや小石などがあると締め切った時の2枚戸の位置が合わなくなるため鍵の開け閉めが固くなったり出来なくなったりします。小まめに清掃することをお勧めします。
文章だけでの説明ではなかなか伝わらないと思います。ただいま画像収集中です。後日画像をアップさせていただきます。


金庫のダイヤル番号はわかっているけどうまく開けられない!

家庭用・業務用問わずに、金庫のダイヤル番号はわかっているけどうまく開けられない!といったお電話を頂くことがあります。通常4種の番号でダイヤルを回して開けるのですが、例えばその金庫のダイヤル番号が「75・50・35・10」としましょう。
業務用金庫の場合、まずは鍵を解錠方向に回します(家庭用金庫の場合、ダイヤルを合わせた後、カギを回します)。次に最初の数字を右へ4回(最初の数字のみ4回以上回してもOK。フリーのディスクが順々に押しまわされ正規の位置で固定するのに4回は回さないといけません。それ以上の回数を回しても問題はありません)、75で止め、ここから左へ3回50の位置へ。そしてここから右へ2回35、最後の左へ1回10。通常ならこれで開きます。ただ、回し方に注意が必要です。回す方向や回転数の間違いや、回す途中で戻したりしてはいけません。ダイヤルは一定方向に”押しまわす”ようにして回してください。
もしこの方法でも開かない場合はお電話ください。電話口で丁寧に説明させていただきます。

金庫のダイヤルは途中で戻さず”押しまわす”ように回してください。

金庫のダイヤルは途中で戻さず”押しまわす”ように回してください。

補足:家庭用金庫の場合、まずダイヤルを合わせてから鍵を右方向へ回して開錠となりますが正常にカギが回っていても開かない場合、容量の関係で書類等が噛みこんでいる可能性があります。その場合、マイナスドライバー等を蓋の隙間に入れテコの原理で引っ張ってください。


鍵は刺さるけど、なぜか回らない!

鍵は鍵穴の所定の位置まで刺さらないと決して回ってくれません。しっかりと奥まで刺さっているかまずご確認ください。もしそれ以上刺さらなく途中で止まっているときはカギ穴に何か異物が詰まっているか、経年劣化で内部部品がうまく動かずロックがかかっているかです。カギを押した感触が柔らかいけど奥まで入らない場合はゴミや木の枝などの異物の混入が考えられます。小さなお子さんが鍵穴に興味を示し、身の回りのあるものを鍵穴に入れてしまうトラブルがよく見受けられます。この場合は少し無理してでも奥までカギを押し込みましょう。鍵山と鍵穴の部品の位置が合えば、とりあえず開けることができます。その後、様子を見ていただき改善されないようなら鍵屋さんに修理をお願いしてください。たいていの場合、交換しなくても分解修理で直せます。
押した感触が固い場合は経年劣化による内部部品の摺動不良や固着、金属などの異物混入、あるいは折れた鍵が残っている、接着剤を入れられた、などが考えられます。その場合は無理せずにお近くの鍵屋さんに見てもらってください。

鍵は所定の位置まで刺さらないと回りません。無理をして回そうとすると折れてしまいます。滋賀県近江八幡市の鍵屋、キー・ロック・サービス湖東・湖北エリア出張所

鍵は所定の位置まで刺さらないと回りません。無理をして回そうとすると折れてしまいます。


ドアがバタンバタン!と閉まってしまう!(ドアクローザー)

あまりに唐突にドアがバタン!と閉まると大変危険です。指詰め等の怪我も考えられます。ドアの上部に付いている装置、ドアクローザーの調整が必要です。開け方向と閉め方向それぞれにダンパーが入っており、オリフィス(油圧、空圧の逃し穴)の口径を調整することでトラブルは解消します。開閉方向のネジをドライバーで回し、適度な速度となるように調整してください。また、ドアクローザーのドア枠への取付ネジが緩むトラブルもよく見受けられます。そのままお使いになるとアームやダンパーの故障につながります。緩んだネジを増し締めしてください。なおこれらの作業は脚立や踏み台を使っての作業となるため、くれぐれも転落事故にはご注意ください。

案外多いのがドアクローザーの動作不具合トラブル。ダンパーの減衰力を調整ることでトラブルは解消できます。

案外多いのがドアクローザーの動作不具合トラブル。ダンパーの減衰力を調整ることでトラブルは解消できます。

ドアクローザー本体に油がにじみ出ていることがあります。内部のダンパーからの油漏れです。こうなってしまうと交換が必要となりますのでお近くの鍵屋さんにご相談ください。当店でもあらゆるサッシメーカーに対応するドアクローザーを取り扱っていますのでお気軽にご相談ください。


鍵は回るけど抜けない!

稀にカギは回り、施錠・解錠はできるけど抜けなくなってしまった!というお電話をいただくことがあります。現場へ出向き状況を見せてもらうのですが、多くの場合、カギを正規の位置へ戻さないで抜こうとされているのが原因。こういったお客様に共通しているのがつい最近鍵の交換をされた方々。鍵穴は縦穴タイプと横穴タイプがあり、鍵交換時にそれぞれ違ったタイプのものに交換された場合、以前の癖で正規の位置を間違ってしまうことが多いようです。特にMIWAの古い鍵(ディスクシリンダー)から新しいタイプ(U9、PS、PXシリンダーなど)へ交換されたお客様に多いです。ディスクシリンダーは縦穴タイプで鍵を180度回し切りで抜けますがU9やPSシリンダーは横穴タイプで施錠・解錠方向に回した後に元の位置(鍵が水平になる位置)まで戻さないと抜けません。このように今までと違ったタイプの鍵へ交換される際には交換された業者さんに使用方法の説明を納得がいくまでしてもらってください。

鍵穴には縦タイプと横タイプがあります。それぞれ正規の位置まで戻さないと抜けません。滋賀県近江八幡市の鍵屋、キー・ロック・サービス湖東・湖北エリア出張所

鍵穴には縦タイプと横タイプがあります。それぞれ正規の位置まで戻さないと抜けません。

 

カギの修理や交換は決して安価なものではなく、以上のような事例のようにお客様ご自身で解決されることで 無駄な出費を防ぐことができます。以上のほかにお客様にとってためになる情報を追って記載してゆく予定です。

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